島田徹シェフのパティシエ・シマってどんなお店?パリの修業先はMOF>ピエールエルメ>三ッ星レストラン!
今日は、テレビなどでも話題になる東京麹町の名店「パティシエ・シマ」の島田徹シェフをご紹介します。
島田徹シェフの経歴
1976年東京都パティシエの父、島田進さんのもとに生まれます。大学で経営情報学を学びました。
2000年 東京、広尾「A.ルコント*」に入社
ルコントでは4年半、菓子作りの基本を徹底的に学びます。のちのインタビューでも、この時期に作られた基礎が、自分のお菓子のベースになっていると語っています。
*アンドレ・ルコント(André Lecomte)さんはフランス出身のパティシエ、日本に初めてのフランス菓子専門店を作った人。お父さんの進さんもフランスから帰国した後にここでスーシェフとして活躍していました。徹シェフが入社した前年にルコントさんは逝去されていたけれど、伝統あるこのお店で基礎を学んでいます。
2004年渡仏 パリ13区「ローラン・デュシエーヌ」に勤務。
ローラン・デュシェーヌには一年勤めました。
ローラン・デュシェーヌさんはパリ13区にあるMOF(フランス最優秀職人)のパティシエ。毎年サロンデュショコラの時期には来日されています。奥さまが京子さん、日本人なのでお店には日本人を話せるスタッフも多く、ワーキングホリデーの日本人受け入れ先としても人気があります。
2005年 フランス最高のパティシエ「ピエール・エルメ」の元へ
パティスリー界のピカソと呼ばれる「ピエール・エルメ」に入社。入社後さまざまなポストを経験し部門責任者としてアトリエ・ボナパルト・スーシェフ(店舗の副料理長)を任されました。副支店長、のような感じですね。
ここでの3年半パティスリーの奥深さ、芸術性、価値を学び、そしてピエール・エルメの才能やカリスマ性に大きく影響を受け、パティシエとしての感性が研ぎ澄まされたと徹シェフは話しています。
その間、チョコレートで有名なValrhona社の「エコール・ヴァローナ」「アトリエ・ステファン・クライン」など数々の一流機関で研修を受け幅広い技術・知識を習得しました。
2008年フランスを代表する5つ星ホテル「ル・ブリストル」に入社
超一流ホテル「ル・ブリストル」に入社。このホテルは現在、5つ星を超える格付けのパラスホテルとして登録されている名ホテル。このホテルには「エピキュール」という三ッ星レストランも入っています。
このホテルでは、バンケット・レストランデセールの仕事から型にとらわれない自由な発想と洗練された装飾方法を学んでいます。
2009年帰国「パティシエ・シマ」エグゼクティブ・シェフ就任
お父さんの進さんが1998年にオープンした「パティシエ・シマ」に戻り、エグゼクティブシェフに就任します。エグゼクティブ、とついているのは各店舗ごとのシェフの一つ上のシェフ、という意味でしょう。普通の会社でいうと、A支店長・B支店長・その上の統括責任者という感じです。
名だたる名店で修業して帰国した御曹司という立場は非常に大変だったことでしょう。Cottaのインタビューでも語っています。
島田徹シェフの主な著作・レシピ集
タルトの発想と組み立て:6人のシェフが紹介する36のタルトレシピ。島田徹シェフだけでなく、オーボンビュータンの河田シェフも執筆しています。
創業者島田進シェフの経歴
1946年三重県出身、画家を目指して神戸で絵の勉強に励んでいましたが師匠の勧めで上京します。このとき絵を描いた経験はのちのパティシエとしての造形・色遣いに生きてきたことでしょう。
1968年日本で最初のフランス菓子専門店「A.ルコント」と出会う。
六本木にオープンしたばかりの「A・ルコント」のアンドレ・ルコントシェフに出会い、3年勤務。
1972~75年渡仏し、「ダロワイヨ」などの名店で修業
「ダロワイヨ」「ブッダ」「ベッケル」などで経験を積み約3年間滞在。
ダロワイヨは日本にも入っているのでご存知の方も多いでしょう。17世紀にルイ14世に食膳係として仕えていた歴史も持つフランスの伝統ある食品会社です。
ベッケル菓子店はすでに閉店済みですが、「ブールミッシュ/BOUL'MICH」の店主吉田菊次郎さんも修行していた名店です。
1975年帰国後「「マキシム・ド・パリ」銀座店のシェフパティシエに
当時の日本のフランス料理の最高峰ともいえるあの「マキシム」のシェフパティシエに。
1978年「A.ルコント」の総製菓長に就任
フランス菓子と出会ったきっかけ、「A.ルコント」に総製菓長として迎えらえ日本にアンドレ・ルコント氏の片腕として活躍。
1988年独立し市ヶ谷に「シェ・シーマ」をオープン
のちに「シェ・シーマ」は別のシェフに引き継ぎますが、独立しての一店舗目は市ヶ谷のシェ・シーマ。こちらは、5人のシェフが30年にわたって支え、2018年9月に閉店しています。
1998年に麹町に「パティシエ・シマ」をオープン。
クレームアンジュ、クレームブリュレ、石畳(生チョコ)など数々のフランス菓子を世に送り出します。クレームアンジュは進シェフがフランス時代のまかないで食べていたフロマージュ・ブランというチーズを普及させたくて考えたレシピだとか。
2004年「ラトリエ・ド・シマ」をオープン。
2005年フランス政府より農事功労章シュバリエを受勲
お菓子を通じてフランスの豊かな食材・食文化を日本中の人に届けたいという島田進シェフの日々の活動が高く評価され、2005年フランス政府より農事功労章シュバリエを受勲。
島田進シェフの主な著作・レシピ集
パリジャン、パリジェンヌが日常的に食べ親しんでいる3時のおやつ、ルノートル、フォション、ダロワイヨに代表されるパリのグラン・メゾンに並ぶような高級菓子等、究極の味と形を求める旬のパティシェの定番レシピ。
中央公論社から出ている「シェフ」シリーズ。シーマ時代のレシピの数々。
パティシエ・シマの看板メニューは
こちらのお店は焼き菓子から生のケーキ、さらにはイートインで食べられる皿盛りのデザートまで、いろいろ作っています。
フランスのパティスリーもクロワッサンからマドレーヌ、マカロンがあって、ショーケースにホールケーキと小分けしたケーキがあるパターンが多いので、こちらも同様、フランス仕様ですね。さて、シマさんで人気のケーキはこちら。
タルトフレーズ(ホールケーキ)
まるごとケーキ(アントルメ)で一番人気なのは苺のタルト。ただ、こちらは季節限定です。他の季節だと、また別のケーキが並んでます。
クレームダンジュ
看板メニューの一つ。天使のクリーム、クレームダンジュ。なんとこちらは楽天でも買えます。素晴らしすぎる!
ガレット・デ・ロワ
ガレット・デ・ロワはフランスのお正月時期に食べるケーキです。こちらの島田さんはミスター・ガレット・デ・ロワと呼ばれるほどの腕前。写真のガレット・デ・ロワの柄は干支の龍だそうです。日本人が細かいの得意とは言え、この精密さは驚き。
クリスマスケーキ
クリスマスケーキは毎年変わるようです。10月くらいになると、各百貨店さんがカタログを発表し始めるので、それまでのお楽しみ。
フルーツケーキ
しっとりして、しっかりとした生地にラム酒付のフルーツ。超ぜいたくな、古き良きフルーツケーキの最高峰がこちらです。
レモンケーキ(ウィークエンドケーキ)
レモン、そしてバターの風味と表面にコーティングされた砂糖の組み合わせが貯まらないウィークエンドケーキ。この名前も素敵ですよね。食べるとわかります、なぜこの名前か。週末の午後に日の当たるテーブルで食べたい味。
キュービックセック
グリュイエールチーズとゴマのしょっぱいサブレとココナッツとザラメの甘いサブレ。シャンパーニュの時間から、食後の紅茶の時間までいつでも欲しくなる味です。
チョコレート「Pave de Tokyo / 東京の石畳 」
島田進シェフが世に広めた石畳チョコ。驚くほどの口溶けの良さです。
こちらも楽天での取り扱いあり。
島シェフが教える秘伝のレシピ
なんと、島シェフは看板メニューのクレームアンジュとケークオショコラのレシピを公開しています。
パティシエ・シマのクレームダンジュのレシピ
こちらのレシピは90分かけてつくる本格派。イタリアンメレンゲなども作るので、温度計や電動ミキサーなど、機材もいろいろ必要ですね。
パティシエ・シマのケークオショコラのレシピ
こちらはオールインワンのレシピ。フードプロセッサーに入れて混ぜて焼くタイプなので、クレームダンジュと比べると少し簡単かも…料理時間は60分。
パティシエ・シマ(麹町)
〒102-0083 東京都千代田区 麹町3丁目12−4麹町KYビル1階
03-3239-1031
月~土曜日 10時00分~19時00分(土曜は17時閉店)日曜定休
ラトリエ・ド・シマ
〒102-0083 東京都千代田区麹町3丁目12−3
03-3239-1530
月~土曜日 月曜日 11時00分~19時00分(土曜は17時閉店)日曜定休
アレクサとの生活
実は先日のAmazonPrimeセールでわが家にもアレクサが来ました。
正確にはうちに来たのはEchoPodという音声認識端末、小さいアレクサです。
アレクサアプリの使いやすいところ
ハンズフリーは最高
これまでだと、ラジオを聴くにもiPhoneを開いて、Radikoを起動して…と、数タッチ必要でしたが「アレクサ、ラジコで東京FM再生して」と言えばラジオが再生されます。
キッチンタイマーもすっごい助かる。「アレクサ、タイマー3分」と言えば3分後にタイマーが!料理しているときに、手を使わずに作業ができることが本当にありがたい。
リンクしているアプリも使いやすい
今日、Hueとリンクしたので読書灯を音声で消せるようになったのもいいんですよねー。寝落ちするときに「アレクサ、電気を消して」と言えばいいなんて、快適!
買い物リストも最高。料理しながら「あ、醤油がなくなりそう」ってときには「アレクサ、買い物リストに醤油を追加して」と言えば大丈夫。携帯のアレクサアプリに追加されています。
アレクサをアプリのいまいちなところ、だがそれがいい
音声認識の精度が低い
「荒木さん」をアレクサと聞き間違えたり、けっこうな頻度で「すみません、理解できませんでした」と言われるのは、まだまだ音声認識の精度が低いからでしょうか…僕の日本語の問題かなぁ…落合陽一さんが言っていたように「コンピューターが理解できる言語を話せ」を意識して話すように心がけます。
ときどき営業される
AmazonPrimeに入っているので、プライムMusicから音楽の再生ができます。たとえば、ドリカム・斉藤和義・globe・BlackPinkなどいろいろ再生できるのですがサザンオールスターズはプライムMusic対象外らしく再生できません。
そんなとき「サザンオールスターズはプライムMusicの対象外です。月額390円のプライムMusicアンリミテッドに加入することにより、サザンオールスターズが再生できます。加入する場合はアレクサ、加入して。で加入できます」
という営業がいちいち長いんですよね…最近「アレクサ、ストップ」で遮ってるけど、なんというか罪悪感があります(笑)
深い話は出来ない
Siriと比べると、深い話はできません。「人生とは?」って聞くと、チャーリーブラウンや、松下幸之助の名言を教えてくれますが、基本的にはあまりパターン多くない引用だけ。
この点では、Siriの方が「結婚しよう」「アレクサについてどう思う?」などへの返しが秀逸だったり、かなり練り込まれている感じ。
アレクサもこれからデータを蓄積していくことにより、会話の深みが増すのでしょうか…Amazonの強みである購買行動と、音声データのかかわりが楽しみですね。
これからのアレクサへの期待
とはいえ、今のところアレクサにはすごく満足しています。え?これできないの?と思ったのはkindleを読むときに倍速で読んでくれないことくらい。それでも、まだまだ始まったばかりの新生活、楽しんでいます。
たぶん、あと二ヶ月もすると不満や色んな要望が出てくると思うので、それからまた、アレクサ日記を更新しましょう。
日本ってフランスよりも危険?暮らしづらい?って思うとこ
フランスから帰って2ヶ月目が終わろうとしています。日本ってごはんが安くて美味しいし、すごく暮らしやすい国だなぁと思いながらも、危険を感じるときも…
自転車が歩道を駆け抜ける
これって合法なのでしたっけ?ぼくが知っている法律では、歩道に自転車が入るときは必ず降りて、押して歩くようにと言われていたのですが、この3年で法律変わったのかな…歩道をめっちゃ速く走っている自転車がいるの、本当に怖いです。
先々週くらい、最寄り駅の近くでも自転車が歩行者をひき逃げした事件があったらしく、目撃者募集の立て看板が出てました。
自転車保険とか入っておかないと、本当にあぶないですよね。月100円くらいから加入できるのに、加入せずに高齢者や幼児にケガさせて数千万円の賠償金とか、人生積んだと言っても過言じゃない…
この、犯罪や事故が起きるわけがないと思っている日本に住む人たちの安心感なんなのでしょう…
酔っ払いは治外法権
酔ったおじさんや若者が「どけよ」みたいな暴言を吐くこと、「ブス・バカ」など失礼なことをいう場面をよく見かけます。あまり「フランスでは」ということは良くないけれど、ヨーロッパ諸国では、お酒を飲んで取り乱すのは大人がすることではないと考えられています。酔っぱらって非礼な態度をとるのは市民であることを諦めたアルコール依存症のホームレスだけ、という感じです。
お酒が入ろうが、自分のふるまいに責任を持つ、というのが彼らのプライドです。もちろん、西洋人はお酒に強いですが外で酔うまでお酒を飲みません。
勤めていたレストランのトイレを汚すのはいつも日本人。「なんであんなにお酒を飲むんだ?」って言われて意味のある答えを返せませんでした。ただ「日本人はお酒を飲んだら礼儀正しさを失う国民だ」と言うしか…
通勤電車はやさしさのかけらもない
日本に帰って、四ツ谷荒木町の友人のお店で料理しているのですが、週に二日、9時に出勤しています。仕込みした食材なども一緒に持っているので、電車が本当に大変。みなさんが出社するタイミングなので人権なんてありません。
みんなが降りるのに、通路の中央にいる人が道を譲らないんですよね。まぁこれはフランスでもそうだったけど、日本はいつ何時も列を守って礼儀正しいとか幻想だなぁと思う瞬間。
満員電車での通勤ってかなり重たい仕事ですよね。あれが無くなるだけで、日々の仕事の質が格段に上がると思うなぁ。まぁ、早起きして1時間前に着くように行くしかないかなぁ…
良いところも悪いところも
それぞれの国に、いいところと悪いところがあり、住む人にも向いている人いない人がいますよね…自分が住む場所や国を選べる力を持っていたいものです。
まさかの帰国
思ったよりもだいぶ早く、帰国のタイミングが参りました。
というか、今月初旬に帰国いたしました。
帰国が決まったのが3月の末頃、ちょうどこのブログを始めた頃です。
そこからバタバタと、引っ越し準備や最後のヨーロッパ旅行、そしてお土産を買ったり、はたまた新居を下見に日本へ飛んだり…
久しぶりに予定が積め詰めになってしまい、一週間近く寝込む時期も…
この帰国前の貴重な時間をどうすんねん!って自分に突っ込んだりしましたがしょうがないですよね…まぁ体調を崩すときは崩すけど、今回も、きっかけは紙を乾かさずに寝た日から始まってるので自業自得。
そうそう、帰国に際して、よく起きる喧嘩のパターンをいくつかご紹介しておきましょう。
家の価値観が合わない
●「この家いいんじゃないかな?広いし住みやすそうだよ」
○「家の前の道が暗い、こんな家に住まわせようとするなんて信じられない」
※教訓:女性一人でも駅から終電で帰れるような場所か夜に現地で確認しよう
引越しに際して捨てるものが多い
○「冷蔵庫の調味料どうするの?」
●「うーん、もう明日引越しだから残りは全部捨てよう」
○「無駄なものばっか買うんだから…」
※教訓:自分が管理しているものは、早目にあげるか捨てよう。直前のバタバタしてる時期だと必要以上に捨てることにもなる
借りてた家具に傷をつけた・失くなった・シール跡が残ってる
○「このシール、はがしても跡が残るんだけど!なんでこんなの使ったの?」
●「まぁ、シールはがしで落ちるから大丈夫でしょ」
○「後先考えずにこういうもの使うから信じられない…」
※教訓:気づいたら、シールはがしや家具の傷消し、壁のへこみをごまかす作業などやっておきましょう。
何がどこにあるかわからない
○「あれ?キャミがないんだけど知らない?」
●「緑のスーツケースに入ってなかったっけ」
○「いや、そこにないから聞いてるんだけど」
●「最後の方に航空便との振り分けでバタバタしちゃったから、どこかに紛れたかもなぁ」
○「自分の洋服ばっかり詰めるんだから…」
※教訓:荷物の仕分けは早めに。直前に着るものも決めて、どのスーツケースに何を入れるかは変えないようにしましょう。
ちなみに航空会社、そしてステータスによって預けられるスーツケースの数が変わります。うちは奥さまがスターフライヤーのゴールド?で5つ預けて2つ機内持ち込み、という感じでした。(すべてタクシー移動前提です)
MOVES MAKE TROUBLE
TRAVEL MAKES TROUBLEとは昔から言うけれど、旅行だけじゃなくて移動は必ずトラブルを引き起こす。海をまたいでの引っ越しならなおさらです。
先ほど挙げた喧嘩パターンはすべて妄想ですが、皆様どうぞ気をつけて。
パリの街角妄想劇場:BAR DU CENTRALで駐妻やよいさんと智佳さんと
バーデュセントラルパリ@7区
パリ7区エッフェル塔が近い場所にあるカフェで駐妻のお二人が朝ごはん
やよいさん
:やっぱり智佳さんは美味しいお店たくさんご存知よね、おすすめのお店教えてくれない?
智佳さん
:うーん、でもフランスのお店って美味しい時は美味しいんだけど、次に行ったらぜんぜんってことあるじゃない?だから大抵お茶するにも近くのスタバとか行っちゃうのよね
スタバに行くことが多い
や:わかるー、最近サンドミニクのスタがきれいになったから私もスタバ多い!
智:やよいさんこそ旦那さんとよく外食してる気がするわ。これまで行ったところで美味しかったところ教えてよー。
や:そんな知らないってば。でも、安定しておいしいと言えばコントワールね。10年以上昔に行ったときからいつも美味しいの。
智:さすがやよいさん!学生の時にパリに来てたなんてやっぱりフランスに縁があるのね!
や:そんなことないのよ、ただフランスに一回行ってみたいってあこがれがあったから、来ただけで。でも、私フランスが好き。日本に帰ったらもう友達出来ないかも…
智:え?そんなことないんじゃない?やよいさん友達多そうなのに。
や:女子高の時から仲いい子はたくさんいるのよ、さっちゃんのママ友も多いし。でも、フランスの自由な空気に慣れたら日本だとやっぱり生きづらくなりそう。
智:そうねー、こっちじゃ私毎日何もしてないもん。
や:智佳さんはりっくんの習い事とかいつも忙しそうだもんね。
パリ日本人会の日本語教室
智:あれは連れてってるだけよ、日本語教室に。
や:どこ行ってるの?
智:日本人会。でもね、みんな同じクラスの子が帰国しちゃうんだって。
や:そうよねー、旦那の会社も長くて3年ですって。
智:帰国したら、学校に戻るのも大変よね。やよいさんのところは次の3月だっけ?さっちゃんは日本に戻るとき何年生?
や:二年生なの。でもよかったなって思って。女の子って早くから大人になるって言うか、こないだ主人から聞いたんだけど、四年生の女の子を連れて夏のバカンスに一時帰国した人がいるんだけど、一カ月だけ日本の学校に通わせる人いるじゃない?あれで行ったら、初日から水筒をトイレの前に置かれたんですって。
智:こわいわー、4年生でもうそんなこと。
や:私たちの時もあったじゃない?どんどん年齢が下がってるみたいだし、二年生だったらまだ大丈夫かなって思ってるの。
智:うちはまだ帰る時期決まってないけど、もう三年になるしそろそろかなって。
や:でも智佳さんの会社は日銀の落合さんとかともご一緒されてるし、まだまだこれからでしょ?
智:うちのなんてときどき一緒にランチしてるくらいよ。ご一緒なんておこがましい。
や:いいわねぇ、美味しいとこ知ってそう。
智:でもあの人が一番好きなのは一風堂なのよ、困っちゃう。
や:わかるわぁ、私もサンジェルマンの一風堂よくいくもん。
シティファーマという薬局は人気
智:やよいさんも?シティファーマ近いし私も行ってる!
や:シティファーマいいわよね。おすすめの化粧品とかない?
智:私あまりわからないけど、あのロッシュなんとか?の化粧水と日焼け止め買ってるわ。
や:ラロッシュポゼね!私も買ってる!これでしょ水色の!駐在してる人みんなこれ使ってるわよねー。子供用の日焼け止めとかもあるのよね。
智:そうなの?子供用はまだ買ったことないわ。こっち太陽強いし日焼け止めなしとか考えられないものね、次言ったら買おうっと。サングラスはどうしてる?
パリーミキは駐在の保険でサングラスも買える
や:私はいつもパリミキ。あそこで主人の会社の保険使えるのよ。一年で2000ユーロ分くらいだったかしら。
智:え?そんなに?
や:そうよ、だから智佳さんも行った方がいいわよ。一年に4本くらい買えるわよ。眼鏡を買いに行くじゃない?そうするとご一緒にサングラスはいかがですか?って聞きに来るの。
智:眼鏡の度数も測れるの?
や:眼鏡の度数は近くの紹介された病院で測るからそこは自腹なんだけど、数十ユーロってくらいよ。それで、眼鏡を買うと保険の限度額いっぱいまでサングラス買わせようとするの。
智:いいわね、それってみんなお得じゃない。
や:そうでしょ?あのお店はそれで儲けてるはずよ、日本人のお客さん多いもの!
智:いい事聞いちゃった、さすがやよいさん!
や:あ、そろそろ智佳さん時間じゃない?
日本で流行のシャテルの靴がかわいい
智:ほんとね!きょうは日本から来てるお友達と約束なんだけど、ランチの前にシャテルの靴を見に行くの。
や:シャテル?
智:いま日本で流行ってるんですって。ほら、これ、かわいいでしょう?
や:ほんとねー、でも高そう。
智:日本で買うと高いんだけど、こっちだったらせいぜい120とか150くらいよ。
や:そうなの?安いかも!
智:でしょ?しかもこの靴、自分で選んだ靴をアレンジできるの。
や:え?どういうこと?
智:この赤い靴が欲しいなって思ってるんだけど、ここのリボンとか、刺繍のアレンジ選べるから自分だけのが作れるのよ。
や:智佳さんさすがね、わたし流行りとかさっぱり。
智:そんなことないわよ、あれ?お会計来ないわね。ムッシュ―ラディションセラバ?
店員さん:シーパラカルトイシ、メー…
や:オンナペイエリキッド
店員さん:セセーズユーロシルヴプレ
智:安いわね、二人だから、あここに一人8って書いてるわ
や:今日は私が誘ったから10払っていい?
智:やだそんな、いいのに!
や:ううん、だからまた誘っていい?
智:もちろんよ、アンバリッドの方にキャラメルの美味しいパティスリーがあるって聞いたから来月行きましょ
や:いいわねー、キャラメル!楽しみだわー
智:オーヴォワー
店員さん:メルシービアンマダム、トレボナプレミディ
や:メルシー
※ただの妄想劇場です。実在する人とは一切関係ありません。
写真は下記のサイトからお借りしてます。
Bar du Central, Paris | Adventures :: | Pinterest | Paris bars, Paris cafe and Best places to eat
https://www.beautypackaging.com/contents/view_breaking-news/2017-01-10/temp-title-148048
The Finest Discounted Beauty Products At City Pharma - Paris Perfect
今日のハイライト:フランプリで買ったもやしのナムル
どうも、リャマです。
今夜の奥さまの帰宅は、ごはんが炊き上がる7分前でした。
GT7とも言いましょうか(どうでもいい)
お腹空いてる様子の奥さまがテーブルに座ったので「先にビールとナムルで待ってて」と作りたてのビールとハイネケンを置いてキッチンに戻りました。
そして、ごはんが炊き上がり、豚汁の味も整い、リビングに戻ったら事件が…
もやしがね、ないんです。
二人分のもやし、フランプリで買った1パックのもやしを全部使って作ったもやしのナムルが跡形もなく消えてるんです。
「え?まだあるでしょ?」
と返されたけど、いやいや、それ一パック分すべてですから。奥さま本当に面白い(笑)それほど美味しかったってのは嬉しいです。1パック0.85ユーロだったかな、また買います。
今日のもやしのナムルレシピ
- 小さめの手鍋に100ccくらいの水を入れて沸かす
- 沸騰したらもやし1パックを入れる
- ふたをして1分蒸す
- ざるに開けて水を切り、鍋に戻してごま油大さじ1・鶏がらスープ小さじ2・味塩小さじ1/2を入れて混ぜる
(味塩はベトナムのレモン塩を使ってるけど、塩と胡椒でも◎) - 完成!
すっごく簡単で、3分くらいで出来ちゃうのでぜひ。